アオシマ VFG カイロスを可愛くラクに作る

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ガンヘッド制作代行の報酬、アオシマのVFGカイロスが届いたよ。

 

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けっこうパーツ数は多め。

しかし今回は、成型色メインの部分塗装で仕上げて、ぐりぐり動かして楽しむ仕様にするつもり。

 

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簡単フィニッシュにしようと決意した要因のひとつとして。

なんとこのキット、ランナーの半分以上がABSなんである。

 

…だが、この簡単フィニッシュという方針は、意外と早く覆されることになる。

 

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説明書通りの順番で進めていくと、まずは女体から作り始めることになる。

なかなか髪の毛もシャープな造形で、さすがアオシマです。

アオシマ製キットは、最近はザ・モデルカーの86トレノを作ったが、すごくパーツの精度が良くて作りやすかった。

 

簡単フィニッシュなんで、白化させない努力が全てと言って過言無い。

綺麗にゲートが処理されて、ウェルドのシミだけが残るパーツを量産出来れば心地よいですよね。

ABSだから、PSよりは白化しにくいということもあるかも。多少白くなっても、爪でこすれば大体リカバーできます。

 

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女体の合わせ目は多め。

今回、成型色活かしの簡単フィニッシュなので、出来るだけ無塗装でも合わせ目が目立たなくしたいもの。

始める前にYouTubeの吉本プラモデル部、奥義伝承の簡単フィニッシュの回を見直し。

サクライ総統の、流し込み接着剤より樹脂入り接着剤の方が合わせ目の跡が出にくい、という教えを参考に、ABS用樹脂入り接着剤を使うことに。

 

で、これが運の尽きだった。

 

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しばらく使わないうちに、劣化・変色してしまった接着剤。

まあ、うちにある接着剤もわりと三年とか使い切らないやつあるし、大丈夫っしょ!

…全く大丈夫じゃありませんでした。

 

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太もも。

ある意味、美少女プラモの顔でもある、お尻を構成する最重要パーツ。

ハッキリ合わせ目見えてしまってますわ。

劣化した接着剤が、澱のような感じで、かなり悪い状態と見て取れたものの。買い換えるのが勿体ないなどとほざき接着を強行した結果がコレ。

多分劣化しすぎてて、ABSを溶融する力が著しく低下してたんだと思います。

樹脂の成分が、かろうじてパテの役目を果たして隙間だけは埋められてる状態なんじゃなかろうか。

 

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もっとひどい股間部。

全くパーツが接着出来ておらず、削っても隙間が完全に残っている。しかも瞬着でリカバーするには細すぎる、すごい微細な隙間。

諦めて、写真の通り、ここはランナーパテで埋めるつもりで表面を流し込み接着剤で荒らし。

 

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脚部は、もう流し込み接着剤でやる。

こんなことなら、全部流し込みでやれば良かった。

せっかくのサクライ総統のアドバイス動画も、劣化した接着剤を使う愚行により活かせず。

 

脚部は腿、膝、脛の挟み込みになっており、一箇所合わせ目消しするごとに、それに被さるパーツを接着してまた合わせ目消し、という流れである。

 

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バルキリーも作り始める。

機首の合わせ目は悩ましいところ。クリアパーツの挟み込みである。

少し寝かせておいて、他のパーツを仕上げてる間に考えよう。

 

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バルキリーにもちょいちょい合わせ目がある感じ。

バルキリーは関節類が全部ABSだが、外装はPSがメインなので、普通のタミヤセメントで接着。

 

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既存モールドの彫り直しをしつつ、全体をヤスリがけ。

色合いといい、機体の形といい、フランカーに似てる気がする。

ちなみにわしはマクロスは7止まりです。Δ全く知りません。

 

あーあ。接着失敗をリカバーするにはもう塗装しかないよね。とほほのほー。