コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る⑦

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ウェザリングマスターによるドライブラシ、エナメル黒での墨入れをしながら、段階的に組み立てを開始。

パーツが多く、大きめでかさばるので、部位ごとに仕上げていくよ。

 

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砲身は黒サフ→クレオスのアルミ→ガイアのクリアブラウンの順でグラデをかけて焼きを表現してみた。

 

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センサー部分は、小さくてHアイズなどがはまらないため、UVクリアジェルにラッカーのグリーンを混ぜて塗り込んでみた。

 

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キット付属のクリアパーツ。裏面に適当にシルバーを塗って組み込み。

 

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この頭?のセンサーもクリアジェルで。

 

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左腕。

 

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関節の可動部、ABS製の関節パーツは無塗装。

センサーはファレホの蛍光グリーンを塗り込み。

 

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右腕。

 

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爪の合わせ目は、うっすら出てしまったものの、つや消しで見えなくなったかな?

 

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マフラー。

砲身同様にグラデで焼き表現。

 

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燃料パイプ。

金具は塗装ではなく、ウェザリングマスターの塗りつけでやってみた。なかなか良いんじゃなかろうか?

 

この調子で組み立てを進めていけば、今週末には完成するかな!

 

 

コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る⑥

「塗装について うっすらとメタルちっくな色になったらいいなぁて思うができる?
濃いグレーにガンメタを少々て感じだと思うんだが」

 

という依頼人のオーダーをよく考えてみる。

ほんとにグレーにガンメタ少し混ぜても、シルバー粒子がポツポツ浮いたヘンなグレーが出来上がるだけなので。

オーダーはギラギラしてないメタリックグレーと解釈。作業開始。

 

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まずは全体黒サフ。乾燥機に入りきらない。

 

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クレオスの黒鉄色にホワイトシルバーを混ぜた、少し暗めのシルバーを作る。

黒ベースの明度を微妙に上げ、オーダーである濃いグレーを再現する狙いである(キリッ

 

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…これただのガンメタじゃね!!!(憤怒

 

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気を取り直し、デカール貼り。

わしは本当にデカール貼りが苦手で、だいたい3枚に1枚はうまく貼れないんだが。

今回は、ハイキューのデカールスキージーを使ってみる。

 

…結論として、すごく使いやすく、押し付けてデカールがズレちゃうようなことも全く無く、拍子抜けするくらい、全デカール失敗なしで貼り終わることが出来たわけで。

 

いい商品なんだが、なんつーかその。ちょいと有名ブログでレビューされてりゃすぐ感化されて使ってみたくなる!みたいなね、君ね、

本当にいいお客さんですね(^ν^)

 

うっさいわボケ!!

 

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デカール貼り終わりましたら、徐ろにウェザリングマスターを取り出します(冷静

 

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Fセットの、チタンとライトガンメタルで、少しドライブラシぽくフチを処理してみる。

で、つや消し。

この方式で、全身仕上げて行こうかな。

 

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本体の乾燥待ちの間、高嶋政宏を仕上げていく。

まずは組み立て。1ミリプラ板で台座も作っちゃう。

パーティングラインもちょいちょい処理しておく。

 

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ささっとファレホで着色。

全体的に、影になる色で塗っているため。必要以上に暗く見えますが、これをベースに明るい色を重ねて行こうという算段。

 

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ウォッシング→ツヤ消しの後、明るくなるべき部分にウェザリングマスターを擦り付け、陰影をつけていきます。

肌色が濃過ぎたかな。ベースを暗くし過ぎちゃったかも…

 

まだまだ続くぞい。

 

 

コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る⑤

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さて、残りのパーツも少なくなってまいりました。

脚部にはマフラーやら増槽?やらのパイプや筒状のパーツが多い。

こいつらがいちいち合わせ目があるので、Rボコ2を駆使してラストスパートやでぇ。

 

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左肩のレールガン?か、わからんが砲。もちろんスッパリとモナカです。

一周全て合わせ目消しをします。

が、もちろん合わせ目に沿ってポッチやら凸やら配置されとります。

 

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合わせ目消しが難しいので、全部切断して窓から投げ捨てます。

 

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シャキッと面を処理した後、ウェーブのOボルトとリベットを張り付け。

 

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このウェーブのリベット、実は25年ものでおじゃる。大学生の頃買って、使う事なく片隅に放置してたやつ。

ついに出番が!

 

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照準器?ぽいパーツ。

これも円盤状の何かが合わせ目上についているので、邪魔だから切断。

 

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MSGを張り付け。

…あるいはこうしたパーツ構成はもしやMSGの売り上げアップを狙った企業の企みではないか!

それは置いといて、活躍ぶりはすさまじいよね。

 

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この照準器。実は挟み込みパーツであることを後から気づいた。ダボを適当にカットして後ハメ。

 

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もはや拷問器具かという装いの排気パイプ的なやつ。蛇腹部分の合わせ目は、もはやスピンブレードすら入らないのでタガネでコリコリ消す。

 

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燃料タンク?にも合わせ目。

こんなとこヤスリも入らないので、爪楊枝にサンドペーパーを張り付けてシコシコ。

 

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もう嫌!やめてよ堪忍してぇ!

 

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あーやっと全部終わった…

超音波洗浄機で洗います。一度に全部は無理なボリュームなんで、3回くらいに分けて。

離型剤がすごいらしいので、中性洗剤につけ置きしつつ。

 

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これに並行して、高嶋政宏フィギュアを切り出していくよ。

レジンじゃなくてプラなんだねえ。

 

ようやく塗装に入れそう!長かったあ…

コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る④

今週もわしと地獄へ付き合ってもらう。

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ででっでっでー。

と思って覚悟してたら、意外と脚部はスイスイすすむ。

ゴロンゴロンと大きなパーツで構成されており、さくりとゲート処理しながら順調に進めていく。

 

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が。面の中にでーんと大きなゲート、凸モールド、パーティングラインが同居するような箇所はちと辛い。

面をシャキッと出したいが…モールドは無かったことに…うーんむにゃむにゃ。

 

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ハイパーカットソーで、凸を薄皮一枚くらいの感覚で形を維持しつつ切除。

 

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シャキッと面を処理。凸さえなきゃこんなゲートは楽勝であるな!

 

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形を整えて、剥がした凸を接着。

うむ、なんとかなった。

 

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モールドと土台の平面をガッツリまたぐパーティングライン。

この鉄扉みたいのは、切り離せるほど凸の厚みが無いので。

 

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ばっさり。

諦めてもらう。

 

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というのも不誠実な気はするので、プラ板とMSGでそれっぽいのをこさえて貼り付けておくよ。

 

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この円形二段重ね真ん中パーティング割り、みたいやつ。なんやねんお前は。

 

ゴリリと削って、MSGの刑じゃあお前なんかア。

みたいのが多い感じでした。

個々のパーツが大きく、目立つ合わせ目が無く。分解が少ないので楽ちんな反面、表面パターンにはやはりパーティングラインが入ってしまうので、4545やる感じに。

 

切り出してないパーツも残り僅か!

後は肩と武装類ですおにゃ。

 

コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る③

腕部の処理完了、と思いきや、本キット最大の難所が残っていたようでおじゃる。

 

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前腕部×2である。

 

さて、このパーツだが。

山あり、谷あり、小川あり、の変化に富んだエクストリームコースとなっておりまーす。

こいつを、ざっくり二分割モナカってのは思い切った判断だよねえ…

 

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まずは凹凸が順々に並んだエリア。

 

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緩やかなR凸を鉄ヤスリで、ゲートごと慣らしてしまう。ここはまあ、普通だし簡単…

 

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逆R部分は傷が怖いので、セラブレードでコリコリと。半丸だと深く切りすぎてしまいそうで。

 

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凹はスピンブレードで、傷つけすぎないように優しく合わせ目消し。

微々鬼斬は怖くて入れられない…

 

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その後ろに続く、シリンダーぽいパターンとか、狭い範囲に凹凸が続くエリアも、ヤスリを入れにくいのでスピンブレードのサイズを変えながらコリコリと。

 

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手首付近は、この凸になってるとこを残して合わせ目消しは難しいので、

 

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ばっさり。

しっかり面として処理してしまおうかな。

 

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反対側、合わせ目に沿って丸やら四角やらの凸が並ぶエリアは、やはり邪魔なので、

 

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ばっさり。

奥まった狭い面はやはりスピンブレードで処理してしまう。

 

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埋め具合確認、捨てサフ。

まあまあ綺麗に埋まった気はするが、穴あき部分はサフ原液を筆塗りで埋めていく。

 

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一部区間は、もう段落ちにしてしまう。

改めて、削り落とした凸パターンを補っていくかな。

2.1ミリで穴を開け、微妙にテーパーをかけた上で、

 

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ウェーブのOボルトを接着。取り付け。

 

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その他削った凸は、プラ板で復活。

なかなかハードだった。

ゲート、表面処理は全工程の70%くらいまでは来たかな?先は長い!

 

コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る②

この世に、地獄があればこそ。

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…あの世にも、地獄が続く。

(新倉イワオ 「あなたの知らない世界」より)

 

ただひたすらに挟み込み、合わせ目が続く腕パーツ。いやあんた、なんの誇張でもなくな、

ほんとに99割挟み込みなんだって!!(迫真

 

だからってあんた、指の先まで挟み込みパーツじゃないんだろ?だって指だぜ?て思うじゃん?

 

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はい、挟み込みでーす。

 

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挟み込まれる関節パーツどすえ。

 

ああああああああああああああああああ

 

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鋭い爪なイメージなので、しっかりキンキンにすべくゴッドハンドの面出しヤスリで合わせ目と面を処理します(冷静

 

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反対側の指も、一体成型された関節部もしっかりとヤスリがけします。

 

×7個な!!!

 

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ただ延々と

 

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与えられし労働をこなすプロレタリアートの如く、ブルジョワジーからサラリーと言う名のパンを得んがために。

これ意外と片側30分以上かかるしほんとにまいった。

 

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これまで消した合わせ目のチェック。

意外と綺麗に消えてる…のかなー。

 

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はい穴発見。

 

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ラッカーパテで埋め埋め。

 

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さすがに疲れた。

ここは段落ちで。えへえへえへ。

 

なんとか腕部は目処が立ちそう。

脚部はどんなもんかねえ。

 

コトブキヤ 1/35 ガンヘッドを頑張る

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さて。

唐突ではあるが、わしは貧乏である。

貧乏ながら子供が今年幼稚園に通い始めるため。さらに貧乏となりつつある。

そんな折、大学の後輩であるファキン君の依頼で、彼の積年の積みプラであるコトブキヤガンヘッドを制作代行することにした。


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なかなかのボリュームである。

わしは、他者のプラモを代わりに作るというのは忌避してきた行為なのだが。

人の満足出来る物をしっかり作り上げるほどの腕はなく、代行するなんていう身分ではないのだが。

 

今回は、報酬にプラモ買ってくれるって言うからさあ!!!

 

げーっへっへっへあー!!!

報酬をもらうからには、頑張って満足できるものに仕上げたいところ。代価を受け取る以上、それはプロフェッショナルな仕事であるべきであろう。

 

そんな腕ねーけどなあ!!

 

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さくさく作り始めよう。

パーティングラインを丁寧に消しつつ。ライン上にある凸は削り落としてプラ板で作り直してもいいんだけど、丸いモールドは上手く作れる気がしない。

 

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関節や可動部は、ABSが使われています。

変形機構を持つロボットなので、なるべくABSパーツの塗装は避けたいところ。

そういうパーツは、メラミンスポンジで仕上げてしまいます。

 

さて、このキット。

多分もう10年くらいは前のキットだと思うんだけど、なかなか大変です。

確かにボリュームは大きいけど、こいつの恐ろしさはそんなもんじゃあない。

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挟み込み、モナカのオンパレード。

挟み込みに関しては、あまり色分けの無い機体なので、塗装のための後ハメは考えず、バシバシ組んで合わせ目消しをしてしまう。

 

昨今、組むのも簡単だし、合わせ目も出ず、誰でも綺麗な完成品を得られるような優しさと工夫に満ちたキットを色んなメーカーが開発してくれてます。

コトブキヤもその傾向かなて思います、フレームアームズガールとかね。

技術の向上で可愛くなった美少女プラモたち、作りやすくなったキット、プラモデル人口を確実に増やしていると感じます。

 

…だがガンヘッド、てめーはダメだ。

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これをまず合わせ目消して、

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その上にまた挟み込みがあって、合わせ目消して、

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さらにもいっこ挟み込み合わせ目って感じに、延々と続く。

 

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ようやく上半身が組みあがりそう。先は長そうだ。

今なら一体成型出来たろ、ていうパーツが多く、30年前のガンプラとか思い出してしまいます。

が、広い面が多いけどヒケが少ないし、パーツの精度はなかなか良いし、モールドはしっかりしているし、腕の良いモデラーさんなら合わせ目消しなんて屁でもないだろうし、なかなか良いキットかと思います。(建前)

普段なかなか自分では作らなそうなキットですし、完成が楽しみです。

 

…ま、完成すれば、だがな。

めんどくさくて死にそうなんだが。